人間が好きになる名言集

presented by 地球の名言

Lc.ツリーリンク
ブログ内検索

QRコード
QRコード

ブロとも申請フォーム
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

--/--/--(--) --:-- |
部屋の前から「面会謝絶」の札も取り外させて貰い、友人、親戚などがお見舞いに来てくれ、元気や笑いを貰い、世間から忘れられずにいる事にほっとし。これからどんどん良くなって頑張るぞ!なんて早くも退院祝いのことや、退院祝いの飲み会(^^;なんてチョイト先走って考えてしまう。
お見舞いとは、嬉しく、ありがたいものだ。

どんどん回復する見込みの場合には・・

手術日より21日目検査結果
クレアチンニン  2.44 H
尿素窒素     37.3 H
尿酸       
白血球      8200
ヘモグロビン   9.6 L
カリウム     4.8
ナトリウム    129 L

今日の嬉しい事
薬が自己管理になった。

今日の悲しい事
そろそろ止まれ!クレアチン値よ

私の最初の妻は、16年前の7月に入院した時には、すでに胃に末期の悪性腫瘍が見つかり、本人に告知も出来ず、放射線治療も受けられずに夏も真っ盛りの8月15日に亡くなった。29才だった。
長男が3才で、次男がまだ生後6ヶ月だった。
彼女へ思い出や想いは、彼らが大きくなって酒でも飲めるようになった時、彼らにだけに話そうと思っている。

しかし「お見舞い」について話たい思いがある。

入院当初、彼女はまだ前に日にはスイミングに行ってたほど元気で、また一応という形で行われた手術後も、友人、知人が会いに来てくれるのが嬉しそうだった。今の私のように早く良くなってあれもこれもって考えていたに違いない。
また私や、義母もその間に用事や交代が出来て本当にありがたかった。

それが、抗ガン剤の薬の影響で髪の毛が抜け始め、少しづつ痩せ、痛み止めの注射を打ち出し頃、私は「お見舞い」が急に疎ましく思いだした。
彼女への気遣いなのか、そんな彼女を見て欲しくない我がままなのか解らない。
「お見舞い」の人前では、気丈に振る舞っていた彼女も、人が帰った後はその反動でかなり疲れる表情を見せるようになった。
勿論、「悪性腫瘍」だとは知っておらず、また入院して1ヶ月も経っていないのだから、状態が悪いと思っているハズもなく、お見舞いに来て下さった方々は、なんの無礼や誤った行動でもないのは十分解っていた。
ただ「折角だから」と言って彼女に面会させ、何度も同じ質問や受け答えをするのが疎ましかった。

それから、毎日輸血と下血を繰り返し、意識ももうろうとする事が始まった頃、「面会謝絶」の札が掛かりなんだかホッとしたのを覚えている。

亡くなる当日の朝、主治医が
「これ以上輸血を続けても・・・」っておっしゃって
「これ以上、治療を望みません」と答えたのは私だっだ。

あっという間に両家の親戚が多く集まり部屋中が一杯になって、私の居場所がなくなった気がした。
親戚のおばちゃんが
「早く、手とかさすってあげなさい」とか言ってきたのを無視しながら、
「うるせぇ~!早く帰ってくれ!」と心の中で思っていた。

「最後のお見舞いに来て下さい」と電話したのは私なのに・・・

たぶん、彼女の両親も同じ気持ちがあったのだろうか?
「まだ、大丈夫ですから、今日の所はお引き取り下さい」と義父が言った。

それから1時間後、盛大な市内花火大会のフィナーレが終わったと同時に彼女は亡くなった。

涙は出ず、「出来すぎやでぇ。 かっこええな~ おまえ」とぼんやり思っていた。
今度の面会は、もう無理して笑うこともない・・・

生きた証です


スポンサーサイト

2006/10/31(火) 21:29 | コメント:5 | トラックバック:0 |
コメント

keiko : ねぇ

思わずテレビを消して「続き」を読みました。
人と人とは入れ替われないんですね。
同じ年頃の彼女が、子どもを残せた事を羨ましく思えました。

子は宝。生きた証です。

ルイブル :

生きた証し。
とってもよくわかります。
私達夫婦は子供がずっとできなくて、諦めかけてたところ、10年目にやっと生まれました。そして私はその1年後に透析になりました。
今、どんどん小さい頃の自分にそっくりになっていく息子を見ていると、こいつが俺の生きた証しなのかなと思ったりします。

航希 :

ほんと、子供を残してくれたことにただただ感謝です。
その子供達をなんの違和感もなく育ててくれた、今の奥様にも感謝です。

組 :

とてもジーンとくるお話でした。

亡くなった奥様は、幼い子供達のことを思うと、
どれだけ心残りだったでしょう。
でも、自分の子のようにしっかり育ててくれた今の奥様。

航希さんは、素晴らしい女性に2人もめぐり逢えたのですね。

航希 :

組さん
ホントにありがたいことです。
お陰様で今年、長男は20才、次男も18才になります。
たまにする親子喧嘩もすっかり様になってるので安心してます。(^^)v
コメントを投稿
名前
タイトル
メール
URL
コメント
パスワード
管理者にだけ表示を許可する


トラックバック

この記事のトラックバックURL
 

この記事にトラックバックする (FC2 blog user only!)
 
この記事へのトラックバック


航希で~す

航希

こんちは!航希です。
2006年、腎臓移植手術を行いました。
入院から退院までリアルタイムでblogにアップしました。(^^; これから腎移植される方に少しでも参考になれば嬉しいです。下の<腎臓移植の話>をクリックで最初から読めます。
術後は、元気に四国の片田舎でイカサマな仕掛けで烏賊などを釣っています。街で見かけたら後ろ指ささず、そっと「頑張れよ」って見過ごして下さい。(^^;プチッ
ポチッ

ブログランキング

 
Author:航希管理者ページ

カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

08月 | 2017年09月 | 10月
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30


最近の記事+コメント
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。